mihoko&gin-blog

猫との暮らしや製作した作品を紹介ながら日常も綴ってます。

お父さんに伝えたいこと

今週のお題「お父さん」

父と私

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水族館

ひりゅうさんによる写真ACからの写真⬆

 

子供のころ、毎週日曜日にどこかへ連れていってくれるのは父でした。当時、母は日曜日もお仕事だったのです。

幼稚園がお休みの日は父と一緒に電車で水族館へ行ったり、動物園へ行ったり。幼稚園のころに動物園で買ってもらったレッサーパンダのぬいぐるみは今もおともだちです。

お父さんは最初の絵の先生

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お絵かき

windy163さんによる写真ACからの写真⬆

 

父は私の最初の絵の師匠です。絵がすごく上手いとか絵を趣味としていた訳ではありません。

うさぎさん描きたいって言った幼稚園児に「兎の耳はこんな形で毛は同じ方向に流れてる」と説明しだす父でした。説明と一緒に絵も描いてくれます。

幼稚園児に説明して、どこまで理解するかわからないですよね。しかし父はキリンさんは?お馬さんは?と聞く私に細かく説明します。

すごくよく覚えているのですが、幼稚園児頃の私はコレを「お父さんが遊んでくれる」と思っていました。

水族館や動物園、公園に連れていってくれるのは父ですが、家にいるときは改めて遊んでくれたりは無かったのでそう思ったのでしょうか。

私、末っ子なんです。父も母も私がすることは何でも褒めてました。父に怒られた思い出は特にないのです。

父が唯一、簡単に褒めなかったのが「絵」です。子供の頃から父にお絵かき出来た!というと動物の骨はこうで、人の骨はこうだからそれはバランスが悪いとか、長さが違うとか服がおかしいとか。

色々言われつづけましたが、「父が遊んでくれる」と小さな頃に思ったまま素直にお話を聞いて書き直していました。

私は絵を描くのが子供の頃から好きです。暇があったら鉛筆やカラーペン、絵の具を持っています。

お父さんに伝えたいこと

父は戦争経験者です。子供の頃に戦闘機から逃げていた話をたったの一度だけ聞いたことがあります。聞かれれば応えるけれど自分からその話をすることは決してありませんでした。

東日本大震災の折に病院にいた父が小さな声で「まるで戦争だな」と言っていたことをよく覚えています。

私の父はもうこの世にはいません。絵を描いたら父にいつも見せていたように今も何かを描いたら仏壇に持っていって描いたよ!って言っていますがもう返事はないんですよね。

父に伝えたいことは色々ありますが、シンプルにありがとうと言いたい。

他に伝える事があるとしたら、絵で賞状をもらったことや絵本を作った事、日本画を習いはじめて美術展に出品している事です。

私がほぼ毎日、お絵かきをSしていたからか父の指導とも言える骨の形は、動物の形は、という話は高校辺りまで続きました。毎日続けているからそうゆう道に進みたいのだと思ってくれていたのかもしれません。

お父さんとの思い出①

父と遊びに行っていたときに「誘拐されかけたのかもしれない」というとんでもない思い出があります。

しかし私の中では未だに「かもしれない」なのです。父の友人を名乗る人が父に頼まれたと言って私を車に乗せて公園に連れて行きました。

公園でしばらく遊んだ後に元の場所に帰されたのですが、この話をあるときふと思い出して身内に教えたのです。

「それ、誘拐未遂じゃないの?」という指摘をうけてから「え?????」と思いました。私の中では父の友人が遊んでくれた事を唐突に思い出した、だったのですが・・・・。

「え????」

その後、父から離れないように言われた覚えも確かにあるのですが。そんな馬鹿な。

お父さんとの思い出②

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きつねさん

toraemonさんによる写真ACからの写真⬆

 

父は私のお気に入りのきつねのぬいぐるみ達を「孫子供」と呼んでいました。もしくは動かない孫といいます。娘の私がどこに行くのにも持ち歩いていたせいでしょう。

父は最後の入院中に時計をくれました。孫と呼んでいたきつねのぬいぐるみに。私にじゃないのです。きつねのぬいぐるみの尻尾に腕時計をつけて「動かない孫にやる」と言っていました。今もきつねのぬいぐるみの尻尾にはその時計がついています。

お父さんとの思い出③

とんでもない距離を幼稚園児に歩かせる。私、歩くの嫌いじゃないのです。3時間とか5時間とか平気で歩いていました。

父と一緒にひたすら歩いた経験があるからでしょうか。父と一緒に山登りや釣りにでかけていました。釣りは動かないですけどね。山登りはとても歩きました。

釣りに着いて行くと釣りをする場所の近くにある会社のお姉さんや、釣りに来てる知らないおじさんからジュースやお菓子を貰うことがよくありました。

父の日や誕生日のプレゼント

父はプレゼントの類を一度しまい込みます。そして訪ねて来たお客さんに娘に買ってもらったんだと一通り見せてから、翌年くらいに使いはじめます。

一年は保管されるのです。保管しようがなかったプレゼントがコンサートチケットと食べ物ですね。

賞味期限やコンサートの日は決まってますから。しかし、コンサートチケットも例にもれず、知人に「娘に買ってもらった」と見せていました。

あれは自慢だったのか、小さい子がオモチャを買ってもらってもらったよ!と見せびらかすのと一緒なのか。分からないけれど父は楽しそうだった。

父の日

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父の日イメージ

月舟さんによる写真ACからの写真⬆

 

みなさん、父の日には何かプレゼントを贈りますか。私の父はなんでも一年はしまい込む、知人やお客に見せる人だったのでプレゼントを贈る際にはとても悩みました。

母の日ほど学校で色々させられた記憶がないのですが、皆さんはどうでしょう?母の日というとカーネーション買わされたり、似顔絵描いたり、お手紙書いたりした気がするのですが。

父の日・・・?似顔絵くらい描いたっけ?という記憶しかありません。私の記憶力は信用ならないので私が覚えていないだけかもしれませんが。

 

本日も最後まで呼んでいただきありがとうございました。それでは、またお会いしましょう。