どこの誰かも知らないあなたに感謝します
今週のお題「傘」
お気に入りの傘
こんばんは。mihokoです。私にはお気に入りの傘がありました。ありました。ええ。過去形です。過去形なんです。
赤のチェック柄の傘をとても気に入っていました。しかしある時、どこかへ忘れてきてしまったのです。
電車移動をした日でした。家を出た時は雨でしたが、目的地は晴天だったのです。そしてどこかへ置き忘れました。
当時の出かけた先を考えますと、ゲームセンターでゲームに夢中になり置き忘れたか・・・電車の中へ忘れたか・・・・昼食をとった食堂に忘れたか。
ひどい忘れ物
チェックの赤い傘を置き忘れてから何度も傘をどこかに忘れてきます。そしてとうとう家族に怒られました。
勿体ないから高い傘を買うんじゃない、と。そんな訳で私の今の傘は高くても「500円程度」です。
雨に濡れると模様の出てくる傘を持っていましたが、この傘は在庫処分だったか店内の入れ替えだったか・・・SALEで安くなっていたものを買って使用していました。
通常時は無地なのですが雨に濡れると桜模様が浮かび上がるので気に入っていました。この傘も実はよく忘れて歩いていました。
忘れた場所が知人のいる場所だったため、なくすことはありませんでしたが。私は何度も傘をなくしています。
忘れるから高いものは買わなくなった
あまりに忘れるので本当に値の張る傘は買わなくなったのです。ある時、傘の専門店というのを見つけてとても気に入ったデザインを見つけましたが、これも忘れたらどうしようと思うと買うには至りませんでした。
ある日の土砂降り
病院帰りにバス停に立っていた時のことです。その時間、とても強い雨が降っていました。そんな日に私は「傘を持っていなかった」のです。
厳密には持って歩いていた筈の傘が病院が終わったときに無くなっていたのですが。誰かが間違えたのでしょう。
似たような模様の傘が近くにありましたし。盗まれたとは思いたくないですね。現場を見てはいないので。
そんな訳で私はびしょ濡れになりながらバスを待っていたのです。そこに通り掛かった1台の車。
「これ使ってください」
差し出されたのは立派な傘でした。ビニール傘とかならともかく、とても立派な傘でした。もちろん遠慮しましたが、「風邪引いちゃう」「返さなくていいから」「使ってください」。
一度は遠慮してみましたが、傘があると助かるのは確かです。ありがとうございますとお礼を伝えて受け取りました。
開いてみたら本当に立派な傘なんです。バス停の場所と車の色は覚えていますが同じ時間にバス停にいても会えたことがありません。
連日行ける距離でもないので曜日が合わないだけなのか、あの日たまたまあのバス停の場所を通っただけなのか。
私の使うバスの時間が変更されてしまったのでもう同じ時間にバス停に行くことはないのですが、土砂降りの中で出会えた優しさに感謝しています。本当に助かりました。
感謝をあなたに
本当は会ってお礼を言いたいのですが、地名やバス停をさらすことは出来ません。通院している病院の近くなのですが、私はその付近で警察のお世話になったことがあります。
通院している病院が無ければまず近づかないところなのです。警察のお世話になった理由は「変質者にあったから」です。
傘をいただいた当時もTwitterにつぶやきましたが、地名は出しませんでした。地名まで出したらTwitterで本人に届いたかもしれないけれど、犯罪者に届く事もあるのです。
「返さなくていいから」「風邪引いちゃう」「これ使って」
お声をかけていただいてとても有り難かったです。私に傘を差し出してくれたあなたを尊敬します。そして感謝を。私も優しくありたいと思いました。
私の傘に関するエピソードは以上です。そういえば変質者にあった日も雨だったので傘をさしていました。嫌な思い出は忘れたいのですが、これは忘れてしまったら自衛が出来ないという大問題があります。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。次回は久しぶりに「用事以外で外出」したお話をしようと思います。それでは、またお会いしましょう。